【FGO】史上最高の画家「ダ・ヴィンチ」の元ネタ&「モナ・リザ」の秘密

Fate/Grand Order(FGO)にキーパーソンとして登場している「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は、絵画以外にも数学や音楽、建築など様々な分野にも精通していた稀代の芸術家。そんな「ダ・ヴィンチちゃん」の元ネタを、世界一有名と言っても過言ではない肖像画「モナ・リザ」の秘密と共に解説します。

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「レオナルド・ダ・ヴィンチ」とは

「レオナルド・ダ・ヴィンチ(以下、ダ・ヴィンチ)」は、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家

モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの絵画が有名ですが、その他にも音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など、挙げるときりがないくらい様々な分野に顕著な業績を残し、人は彼のことを「万能人」と呼び親しんでいます。
※ギリシャ・ローマの古典文化を復興しようとする運動。思想、文学、美術、建築など多岐にわたる。

1ユーロ硬貨のデザインに

彼の評価は生前から一貫しており、様々な芸術家や評論家、はたまた王族からも高い評価を受けています。
また、後世の人間に影響を与えた芸術や研究結果なども数多くあり、人体比率が描かれた「ウィトルウィウス的人体図」は、イタリアの1ユーロ硬貨のデザインに採用されています。

FGOのダ・ヴィンチ

カルデアで召喚された第三の英霊

ダ・ヴィンチちゃんは、カルデアで召喚された第三号の英霊で、キャスターのクラスで召喚されました。
ちなみに、第一号は「……」で、第二号はマシュと融合したシールダークラスのサーヴァントです。

自画像を見ると一目瞭然、ダ・ヴィンチは男性なのですが、FGOでは長い黒髪の女性の姿で召喚されています。
その容姿はかの有名な「モナ・リザ」を再現したものらしく、自分にとって作品とは美の追求であり、自分自身が理想の美である「モナ・リザ」になるのは当然の帰結と力説をしていました。

Fateシリーズお馴染みの女体化ではないようですが、変態なことに間違いありません。
※ストーリーの壮絶なネタバレになるため正体は伏せます
▲「モナ・リザ」の姿で召喚した理由を力説するダ・ヴィンチちゃん。

技術局特別名誉顧問

技術局特別名誉顧問としてカルデアの技術部を統括し、ストーリーでは「Dr.ロマン」と共に主人公たちをサポートする形で携わっています。

また、「ダ・ヴィンチ工房」の店主も努めており、法外な量のマナプリズムと自身の自画像(モナ・リザ)の概念礼装を交換させるあくどい商売をしていたとか。
ただし、時折世界観の解説を行ってくれる、都合の良いキャラ的な立ち位置でもあります。
※装備するとドロップするQPの量を2%アップする概念礼装「モナ・リザ」を、最低1,000マナプリズムから交換を受け付けていました。

概念礼装の絵柄にも多く採用

ダ・ヴィンチちゃんは概念礼装の絵柄にも多く採用されています。
数々の芸術を残したダ・ヴィンチ自身がまた趣深いです。

ダ・ヴィンチの概念礼装一覧

概念礼装 概念礼装名/効果
モナ・リザ
ドロップで得られるQPを2%増やす
カルデアの顕学
自身のNPを30%チャージした状態でバトルを開始する&HP回復量を20%アップ
月夜の魔女
自身のArtsカードの性能を10%アップ&NP獲得量を5%アップ
英霊正装:レオナルド・ダ・ヴィンチ
クエストクリア時に得られるマスターEXPを50増やす
いろはにほへと
自身に毎ターンNP1%獲得状態を付与する

「モナ・リザ」の贋作が出回っている?

そんなダ・ヴィンチの象徴たる「モナ・リザ」ですが、期間限定イベント「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」では贋作が出回っているという出だしから始まります。
▲「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」のあらすじ
FGOの世界で本物の「モナ・リザ」がどこに保管されているのか、はたまた現存するのかは不明ですが、現実世界ではフランス・パリのルーブル美術館に飾られています。

しかし、この飾られている「モナ・リザ」、一説にはイベントの鍵にもなっている贋作かもしれないという噂があるそうです。
それらのことを踏まえ、お次は「モナ・リザ」について紹介します。

世界で最も有名な女性の肖像画「モナ・リザ」

「モナ・リザ」は、世界でもっとも知られた、もっとも見られた、もっとも書かれた、もっとも歌われた、もっともパロディ作品が作られた美術作品と言われています。
また、ダ・ヴィンチ本人が意図して仕掛けたかは不明ですが、絵にはしばしば"謎"や"都市伝説"があるとされ、絵画としての評価以外でも多くの人々を魅了し続けています。

「モナ・リザ」のモデル

こんな多くの人に見られている「モナ・リザ」。
そのモデルとなった女性は数多くあれど、フィレンツェの裕福な商人の妻「リザ・デル・ジョコンド」が有力視されています。

しかし、一説にはダ・ヴィンチの弟子で同性の愛人だった可能性のある「サライ」という検証結果も。同性ということで言わずもがな男性なのですが、もしモデルであるならば、まさかの公式女体化説も否定できません。サライが女性的な人物だった可能性も無きにしもあらずですが。

なぜ贋作の噂が?

多くの人を魅了する「モナ・リザ」ですが、前述したようにルーブル美術館に飾られているのは、贋作ではないかという疑惑があります。
それは、「モナ・リザ」の別バージョンが各地に点在するからです。

「モナ・リザ」贋作疑惑

ダ・ヴィンチが描いた「モナ・リザ」は複数のバージョンがあると言われています。
その1つに、「アイルワースのモナ・リザ」があります。これは、ルーブルに飾られている「モナ・リザ」よりも、描かれているモデルが若いことが特徴で、構図なども似ているという共通点があります。

その他にも、「モナ・リザ」の初期バージョンと主張している「ヴァーノンのモナ・リザ」や、弟子が描いた「プラドのモナ・リザ」と言われるバージョンもあります。

盗まれたことも…?

これらの贋作とは方向性が違いますが、過去に盗まれた経緯もあり、警備の観点から本物は別のところに厳重に保管してあるという都市伝説もあるようです。
真偽のほどはさておき、このようにいろいろな議論が起こりうるのも、世界で最も有名な絵画だからなのでしょう。

もっとストーリーを楽しむには

芸術に疎い筆者には、正直なところ「モナ・リザ」の価値はわかりませんし、同じような考えの人も多いのではないでしょうか。
とは言え、現実世界の知識があると、FGOのストーリーや「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」のような期間限定イベントのストーリーに厚みが出るかもしれません。気になった方は稀代の芸術家「ダ・ヴィンチ」、そして最も有名な女性の肖像画「モナ・リザ」について調べてみてはいかがでしょうか。

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