3種のコマンドカードの性質
FGOのバトルは、Arts、Quick、Buster、これら3種の通常カード、そして特定条件下で発生するExtraAttack(EX)と宝具(N※)を使い戦闘を進めていく「コマンドカードバトルシステム」です。
※宝具はノウブル・ファンタズムと言われ、「N」と略されることがあります。
特定条件下で発生するカード(EX)について後ほど紹介しますが、通常カードはそれぞれ得意分野が異なり、簡単にまとめると以下のようになります。
カード | ダメージ量 | NP獲得量 | スター獲得数 |
Arts | 中 | 大 | 無 |
Quick | 小 | 中 | 大 |
Buster | 大 | 無 | 小 |
ダメージ量は単純に敵に与えるダメージ量です。
Artsの攻撃倍率を1倍とすると、Quickが0.8倍、Busterは1.5倍になります。
前述したように、カードには得手不得手があるので、敵を効率良く倒すにはターン毎に配布されるカードを臨機応変に組み合わせるのが攻略の鍵。
ただし、1ターンに配布されるカードは15枚のうち5枚のみ。
自分が使いたいカードが都合良く配布されるとは限らないので、カードの組み合わせで発生するボーナスやチェインを駆使するのが、効率良くバトルを進めていくコツです。
ちなみに、カードの配布には法則があります。
配布法則を覚えておくと、次のターンにどのカードが配られるのか把握できるので、以下の記事も同時にチェックしてみてください。
カードの順番補正
簡単に言うと、カードを後ろの順番に切れば切るほど、ダメージ・NP獲得量・スター発生数といったカードの性能がアップします。
BusterでNPを獲得できないように、後手に選択したからと言って、元から苦手な苦手な分野を克服するわけではありませんが、NP・ダメージ量は目に見えて増量します。
順番補正のみを考慮した基本的な切り方
例えば、Buster、Quick、Artsがそれぞれ1枚ずつあるとします。
NPを稼ぎたいのであればNP稼ぎが得意なArtsを3枚目に配置するのがベター。
同じようにスターを稼ぎたいならそれが得意なQuickを、とにかくダメージを与えたいならBusterを3枚目に配置するのが基本となります。
ただし、この順番はカードの順番補正"だけ"を考慮した場合です。
2番目・3番目のカードは、この順番によるカード補正の他に、1枚目に選択したカードによるボーナス、所謂1stボーナスを受けることができます。
1stボーナス
1stボーナスとは
1stボーナスとは、1番目に選択したカードによって、3枚のカード全てに以下の補正効果が付与されるシステム(ボーナス)です。
ArtsやQuick、Busterを最初に選択した時の、1stボーナスは以下の通り。
1枚目 | 2枚目以降 |
Arts | NP獲得量アップ |
Quick | スター発生数アップ |
Buster | ダメージ量アップ |
「星4 ヘラクレス」の場合
例えば、1stボーナスが影響しない状態でヘラクレスのArtsを3枚目に選択すると、NPを12%獲得できます。
誰でも良いのでArtsを1枚目に選択(Arts1stボーナスが発生)してから、ヘラクレスのArtsを3枚目に選択すると、1stボーナス補正と順場補正でNPを14%も獲得できるようになります。
もちろん、今回の場合は2番目のBusterにもArts1stボーナス補正が掛かります。
サーヴァントが単独、1stボーナス補正有りの時にNP・スターをどれほど稼げるかは個々のサーヴァント評価記事に掲載中ですので、獲得量が気になる方はチェックしてください。
Quick1stボーナスは恩恵が薄い
NPを稼ぎたい場合はArts、ダメージを重視したい場合はBusterを初手に配置して1stボーナスを発生させるのが基本ですが、Quickだけは話が別。
Quick1stボーナスのスター発生率アップ倍率は僅かなので、ほとんどのサーヴァントはその恩恵を受けられません。
Arts、Buster1stボーナスどちらにせよ、Quickを初手に選択するぐらいなら、3番目に選択したほうがスター獲得数が高い傾向にあるので、NP効率、ダメージ効率どちらを重視したいかによって1stボーナスの始点カードを選択しましょう。
チェインボーナス
お次は、カードを3枚組み合わせた状態で発生する、2種類の「チェイン」について解説します。
単色チェイン
同じ種類のカードを3枚選択すると、カードの種類によって順番と1stボーナス以外のボーナスが発生します。
カード | 効果 |
Arts | ・選択したカードを持つサーヴァントのNPを20増加 (複数選択しても増加量は20固定) |
Quick | ・スターを10個獲得 |
Buster | ・敵に与えるダメージが上昇 ・サーヴァントのATK×0.2の固定ダメージが追加 |
Artsチェイン
Artsチェインが発動すると、Artsを選択していたカードの持ち主(サーヴァント)のNPを一律+20%します。
選択していないサーヴァントのNPは変わらず、またArtsチェイン発生時に同じサーヴァントを、複数配置しても増加分は変化しません。
Quickチェイン
Quickチェインが発動すると、次のターンに配分されるクリティカルスターを10個獲得できます。
前述した通り、Quickの威力は最低値ですが、次のターンにクリティカルを狙いたい場合は、Quickチェインで一定数のスターを確保しておく戦い方が可能。
Busterチェイン
Busterチェインは、敵に与えるダメージが単純に上昇するだけでなく、選択したカードの持ち主(サーヴァント)のATKの20%分(0.2)が固定ダメージとして上乗せされます。
この上乗せ分は、高難易度クエストに出現するような、特殊耐性には引っかからないので、〔神性〕などの固定ダメージや毒や呪いといったスリープダメージ以外のダメージソースとして活用されます。
宝具を含む単色チェイン
同じ種類を3枚揃えるのに使用するカードは、宝具でも代用可能。
道中、ただの雑魚敵に宝具を使用するのは勿体無いと思うでしょうが、宝具を展開する前(カード1枚目か2枚目まで)に敵を倒してしまえば、宝具は展開されず、チェインの効果だけを享受することができます。
同色チェインを組む際は、宝具も選択肢に入ることは覚えておきましょう。
なお、Busterチェイン発生時のダメージ上昇は宝具には適用されません。
効率的に単色チェインを発生可能なパーティ編成例
基本的には、同色を3枚以上持つカード構成のサーヴァント同士を組ませるのがおすすめです。
例えば、キャスターに多いカード構成は「QAAAB」ですが、全て同じカード構成のキャスターで構成した場合、Artsが9枚になります。
Artsが9枚ということは、最低でも3ターンに1度はArtsチェインを発生させられるということ。
スタメンに選んだ3枚のカード構成は、編成画面の「情報確認」でチェックできるので、狙いたいチェインを発生させやすいパーティを編成しましょう。
なお、Artsが多いということは、スターの発生見込みが薄いということです。
Artsチェインを頻繁に発生させたいけれど、クリティカルも狙いという場合は、概念礼装やスキルで補助するなど、カード選択外でスター獲得を支援する必要があります。
ブレイブチェイン
もう1種類の「チェイン」は、3枚を全て同じサーヴァントで統一した場合に発生する「ブレイブチェイン」です。
ブレイブチェインが発生すると、通常3回で終わる攻撃の後に、追加でExtra Attack(EX)が発生し、合計で4回攻撃することができます。
EXで実際に獲得するNPやスターは、各サーヴァントの性能によって異なるのですが、性能的には3種のカードの平均になります。
カード | ダメージ量 | NP獲得量 | スター獲得数 |
Extra Attack | 中 | 中 | 中 |
なお、同じサーヴァントであっても、自前のサーヴァントとサポートでは別扱いになるので、ブレイブチェインは発生しません。カード選択時に注意しましょう。
EXにも1stボーナス補正がある
EXにも1番目に選択したカードによって、1stボーナス補正が掛かります。
Quick1stボーナスは恩恵が薄いですが、ブレイブチェイン時もダメージを伸ばしたいのならBuster1st、NP稼ぎならArts1stボーナスを意識しましょう。
EXのダメージ値
EXで与えられる基本ダメージ量は、基本はそのサーヴァントのカードを1番目に選択した時のカード種類(無バフ時)によって決まります。
1番目 | EXダメージ |
Arts | 初手Artsの2倍 |
Quick | 初手Quickの2.5倍※ |
Buster | 初手Busterの1.5倍 |
※初手Artsと同じダメージ量
Busterだけは、威力が上昇する1stボーナス補正が掛かるので、他よりもEXの威力が上昇しますが、ArtsとQuickを1番目に選択した時のEXダメージに変化はありません。
単色ブレイブチェインでEXのダメージ値が上昇
ただし、ArtsやQuickでも、全て同じカード種類でブレイブチェインを発生させると、ばらばらの状態のEXよりも1.75倍のダメージを与えられます。
これを俗に同じカード種類(色)のブレイブチェインということで、「単色ブレイブチェイン」と呼んだりもします。
コマンドカードの切り方まとめ
カードの切り方によってNPやダメージの稼ぎ方が変化しますが、これまで紹介したカードの切り方で最低限覚えておけば良いのは、
・3番目に選択したカードが1番性能が良くなる。
・ダメージを伸ばしたい時はBusterを初手。
・NP獲得量を伸ばしたい時はArtsを初手。
・Quickは初手に選択しない。
の4つです。
基本的にどんなクエストにも通じる、基本的な切り方なので、どのようにカードを切るか迷った時は思い出してみてください。
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