【FGO】ギルガメッシュの元ネタ

「ギルガメッシュ」の元ネタを解説。FGO(Fate/Grand Order)にて星5アーチャーとして実装されている、ウルクの王「ギルガメッシュ」の出典や逸話、他Fateシリーズでの活躍を紹介します。

最新更新情報
ギルガメッシュ
※「Fate/stay night」と「FGO」の第七特異点のネタバレが含まれます

ギルガメッシュの元ネタ

ギルガメッシュの出典・地域

出典シュメール文明、ギルガメシュ叙事詩
地域バビロニア、ウルク

ギルガメッシュの逸話

ギルガメッシュ叙事詩の主人公

ギルガメッシュは、古代メソポタミア、シュメール初期王朝時代の伝説的な王であり、人類最古の叙事詩「ギルガメッシュ叙事詩」の主人公。
ウルク第1王朝の伝説的な王を父、女神を母に持ち、神々によって知恵を授かった半神半人の英雄

ギルガメッシュに関係する人物の実在性が確実視されていることから、ギルガメッシュも紀元前2600年頃に実在した人物とされていますが、一方で実在した王ではないという2つの説が有力視されています。

エンキドゥの出会い

神々に創られたギルガメッシュは英雄として活躍する一方で、暴君として民に恐れられていました。

その横暴さに困った神はギルガメッシュを諌めるために、粘土から「エンキドゥ」を造り、ギルガメッシュと力比べをさせることに。
エルキドゥ
▲エンキドゥ(エルキドゥ)
ギルガメッシュとエンキドゥは熾烈な戦いを繰り広げましたが、神々の思惑とは裏腹に実力を認め合った2人は無二の親友となり、様々な冒険を繰り広げることになります。
※Fateシリーズでは「エルキドゥ」と呼ばれている、神の血を与えられた神造人。

エンキドゥの死

しかし、その冒険はエンキドゥの死によって終わりを告げました。

親友の死をギルガメシュは大いに悲しみましたが、自分と同等の力を持つエンキドゥすら死んだことから、自分もまた死すべき存在であることを悟ります。

永遠の命を求めて

そして、死に怯えるようになったギルガメッシュは、永遠の命を求めるために今度は1人で旅に出ることに。
その旅の結果、不死の秘薬(若返りの植物とも)を手に入れたギルガメッシュでしたが、薬は蛇に奪われてしまいます。

失意のままウルクに戻ったとされるも、今ある生を謳歌するように帰還後はウルクの城壁を完成させるなどの功績を残し、次の王に国を委ねて永眠しました。

FGO(Fate/Grand Order)でのギルガメッシュ

2015年8月に「300万DL記念の期間限定召喚」に、星5アーチャーとして初登場。
実装時に星4サーヴァント10騎のうち、好きな1騎をプレゼントという破格なキャンペーンも同時に実装。

ちなみに、この時APの回復時間が10分から5分に短縮され、概念礼装「旅の始まり」の効果がフレンドポイント+1から+75へと変更されました。そして、聖晶石10連召喚に星3以上のサーヴァント1枠確定が追加されたもこの時期です。

ストーリーでの活躍

メインストーリーでは「第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア 天の鎖」に登場。
ただし、物語の舞台はギルガメッシュが生きていたとされる時代であるため、英雄王(アーチャー)ではなく賢王(キャスター)として主人公たちに助力。
ギルガメッシュ(キャスター)
▲賢王としてのギルガメッシュ
最終バトルではアーチャーとして戦闘に参加し、グラフィック・立ち絵・台詞が最終バトル専用と破格の扱いを受けていました。

イベントでの活躍

「ぐだぐだ本能寺」で残念な「豊臣ギル吉」を演じたり、「ほぼ週間サンタオルタさん」では他サーヴァントによって「ギルガメッシュくん」の名でサンタオルタへの手紙が出され、サーヴァント名が「サンタ募集中」となるなど、ギャグ方面での活躍が随所で見られます。

ギルガメッシュの評価

ギルガメッシュ★5 ギルガメッシュ
・回転率の高いサーヴァント特攻宝具&クリティカルの両面アタッカー
┣特攻宝具はクラス相性不利でも構わず出せるほどの高火力
┗自前で稼いだ星を集めて殴るクリティカルはNP稼ぎにも
ギルガメッシュ(キャスター)★4 ギルガメッシュ(キャスター)
・味方全体の星出し効率を劇的にアップ
┗多段ヒットなら種類を問わず供給源にチェンジ
・Aと攻バフ、防デバフによる味方の与ダメージ増加も狙える。
・宝具を展開すれば味方全体の耐久性アップ
・味方の弱体成功率を上げられる

FGO以外のFateシリーズ登場作品

Fate/Zero

遠坂時臣により、アーチャークラスとして召喚されたサーヴァント。
その際、時臣が召喚の触媒に使った聖遺物が、若返りの植物を盗んで脱皮の能力を得たとされている、蛇の抜け殻です。
優雅たれ
▲遠坂氏がイラストの概念礼装との相性はまずまず
聖杯戦争に参加した理由が特殊であり、「聖杯を含むすべての宝は自分の物であり、自分の宝を勝手に奪い合おうとする者を罰するため」というもので、聖杯そのものに興味がありませんでした。

他者の不幸を酒の肴にし、愉悦を味わったりする様子から、新たにマスターとなった言峰綺礼と合わせて「愉悦部」と呼ばれ親しまれています。そんな愉悦部は「愉悦研究会」「優雅なる愉悦倶楽部」などと名前を変えて他作品、媒体に登場しています。

Fate/stay night

第四次聖杯戦争(Fate/Zero)時に浴びた「聖杯の泥」の影響で受肉し、第五次聖杯戦争(Fate/stay night)では8騎目のサーヴァントとしてイレギュラー参戦。

UBWルートでは、衛宮士郎を相手にした際に雑種と侮り、油断と慢心から敗れたことからファンの間で「慢心王」と呼ばれる原因に。
他にも、「AUO(=英雄王)」や、一人称の我(オレ)から「我様」などの愛称も続出しました。

Fate/hollow ataraxia

若返りの霊薬を飲んで幼年の姿になった「子ギル」が登場。
子ギル
▲幼年体の姿(子ギル)。第四→第五聖杯戦争の10年間はこの状態で過ごしていたらしい
ちなみに、「ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」が飲んだことで「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」が誕生した原因はこの霊薬。

Fate/EXTRA CCC

「Fate/Zero」「Fate/stay night」と共に敵対する相手側でしたが、「Fate/EXTRA CCC」では主人公(=プレイヤー)と契約できるサーヴァントとして実装。
ムーンセルに大人しく従うような英霊ではないため、月の裏側に存在する「宙の外」に封印されていましたが、気まぐれに話しかけた主人公と一時的な契約を交わしました。

あまりにも強く、察しが良いのでネタバレとなる台詞を発することも多く、二週目からの使用が推奨されています。

Fate/strange Fake

ある魔術師によって"黄金郷の「蔵」の鍵"を触媒に召喚されたサーヴァント。

当初は他作品のように「聖杯」への興味は薄かったギルガメッシュでしたが、旧友である「エルキドゥ」がランサーのサーヴァントとして召喚された事から、いつになくやる気を見せています。

Fate/EXTELLA

アルテラ陣営の副官として参戦。
メソポタミアの神々との契約による助力として参加していますが、その思惑は愉悦に繋がる流れに。

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